春の曲

昨日は、半日、お弾き初めの下合わせの諸々準備をしておりました。

早速、尺八さんお二方に連絡、12月初旬の下合わせ日、決定。

春の夜さんは、幾度となくご一緒していますが、春の曲の尺八さんとは、この度が初めてです。

「12月下合わせの前に、一度合わせたい」とのお申し出。

10月26日(木曜日）となりました。

1週間後です。　ワクワクです。ニコッ

春の曲は、

随分前に、宮城の大先輩の先生と、私が替手を弾いて、三曲会の舞台に載せたことありです。

お相手をしてくださいました先生。

楽屋に入られてから、ズーっと弾いてらして。

象牙の琴柱(ことじ）をお使いで、ズーっと弾いてらしたので、本番は、音が立って、素晴らしい演奏でした。

お付きのお弟子さんが、

「先生、充分ですとも！、充分ですとも！」と、仰ってらしたのを、拝見して。

私は、本当に、師匠をはじめ、よき先輩の先生方に恵まれたなあと、心から思います。

その頃は、松尾惠子さんの春の曲が好きでした。

先代ご宗家の喜代子先生のCDの春の曲は、ゆったり聞こえるのですが、それでも、17分です。

松沢冬秀さんの曲解には、約19分と記してございます。

NHKの初春テレビ放映での、山勢先生達、山田流の重鎮の方々の春の曲の演奏も、素晴らしかったです。

佐藤親貴先生の春の曲は、今も心に残っている演奏です。

26日、とても楽しみです。

どうぞ、宜しくお願いいたします。

鶯の谷より出づるこえなくば、

春くることを誰かしらまし。

深山には松の雪だに消えなくに、

都は、野辺の若菜つみけり。

世の中に絶えて櫻のなかりせば、

春の心はのどけからまし。

駒なべていざ見に行かん古里(ふるさと）は、

雪とのみこそ花や散るらめ。

生田流箏曲　新箏会　主宰　新谷幸子


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