笹の露(酒)と六段

地唄、笹の露(酒)でYouTubeで検索すると、最近は、沢山の方々の演奏映像が出てきます。

私は、箏 米川敏子(先代)、三絃 藤井久仁江、尺八 山口五郎さん達の演奏が1番好きです🎵。

古い編集で長い曲ですので、その1・その2・その3となっております。
どれ程の修業をすれば、このような表現(弾き方も含めて)ができるのでしょうか。



昔弾いた(2001年)八重衣の時も、相方の三絃のT先生に、米川敏子さんの箏、米川文子さんの三絃、青木玲慕さんの尺八のNHK放送時のビデオや、阿部桂子さん達のテープ等々をお送りいたしました。
その頃は、YouTube等では、そのような演奏映像がなく、演奏会がある度に、相方さん達に色々な方々の演奏を参考音源として、せっせとお送りいたしました。

“マメでしたのね。(⌒‐⌒)

でも、思うに、ゼーンブ、私の好みの演奏です。

よい恩師や相方さんに恵まれて、幸せ者と思っております。(⌒‐⌒)

参考音源を使うことには、未だ、賛否両論ですが、同門でもなく、何時も手合わせをしているわけでもない者同士が演奏表現する時は、“同じ方向性“も必要かと。

お話変わって、昨日の按針台教室での八千代獅子のお稽古。

奥さまが風邪をひかれて、ご主人さまだけでした。

“唄が難しい“と仰られて、前唄と一段のお浚いをいたしました。


プロのヴァイオリニストの方ですので、当然といえば当然なのですが、一つ一つの音が粒が揃って、きれいです。
後押しも本当にきれいに為さるので、うれしかったです。(⌒‐⌒)

帰りに、“先生!“と暮れのご挨拶もいただき、若い方々からですので、うれしく幸せな気持ちになりました。

奥さまも、お風邪を治して、どうぞ、佳いお正月をお迎え下さいね。(⌒‐⌒)


その後、久しぶりに自分の稽古で笹の露(酒)と六段を2回づつ弾きました。

笹の露(酒)は、手事の箏と三絃との掛合い部分の三絃の手も箏で弾き、ほろ酔い加減から段々に差しつ差されつ盃を重ねていくという演奏表現。
何時もながらに独特のリズムが面白く楽しいです。

笹の露(酒)は、数多くある地唄の様々なジャンルの中で、酒の徳をうたったスケールの大きな大曲です。


新年は、1月8日が稽古始めです。
そして、1月9日(火曜日)が、六段の合奏練習と笹の露(酒)の尺八さんとの初手合わせです。

六段は、四段以降をまだ、弾いてない方々もいらして。
それが、4ヶ月後の舞台では、どのように成長、変身しているか。(⌒‐⌒)

この度の六段は、尺八さんには、ついていただかず、箏本手のみの単旋律でシンプルにいたします。(壱越・D)

六段も、生徒共々、ワクワクしております。


画像は、
笹の露(酒)の
前唄部分には、スサノオノミコト(出雲の神さま)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治するお話が唄い込まれております。

笹の露(酒)と六段_b0299052_15342966.jpg
追記
実は、私は下戸(げこ)です。(⌒‐⌒)

笹の露(酒)は、お酒飲みさん達に都合のよい歌詞との評(ニコッ)もありますが、兎に角名曲です。
軽妙洒脱で弾いていても楽しいです。

昔の検校達が、地唄という厳しく限られた作曲形式?の中で、こんなにも自由闊達に曲づくり(表現)をしていることに、弾くほどに感嘆しております。

前にも記しましたが、最近、菊岡検校の曲が好きです。

追追記(2024年2月)
何故か、突如、この記事あらわる。
六段は、生徒さん数名との舞台演奏でしたが、
実は、笹の露は、私の箏一面のソロ演奏でした
(為念、ニコッ)
地唄、三曲のソロ演奏?!。
でも、とても好評でしたことを記しておきます。




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by kotocoral | 2018-12-28 15:55 | 演奏会のご案内 | Trackback | Comments(0)


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