お稽古風景 Aちゃん復帰のこと

先日、東京(田園調布) 教室、3回目のお稽古日に、Aちゃんが「先生にお会いしたい」と来てくださいました。


10年前にお父様の転勤があり、数年前に東京近郊へ戻り、今は大学生です。

10年振りにお爪をつけたそうです。

「合奏いたしましょうね。」とお話しすると、「先生にお目にかかれるだけで嬉しく思っておりましたのに、合奏までしていただけるなんて感激いたします」と。

まぶしいくらい、たおやかでステキなお嬢さんになられて！

一度目はご一緒に、二度目はお一人で弾き、途中から、私が2箏をつけ、三度目はバッチリ、それも、心地快いくらいに合いました。

「楽しい!」
というAちゃんの言葉、うれしいです。

幾度となく稽古を重ね、演奏会の為の合奏もただ正確に合わせるのでなく、その先まで行く(言葉では表わせませんが)

それが、聴く人の心を震わせたり、鳥肌がたったり、涙がこぼれるという感動の領域に達するのではという感覚を覚えて下さっていたようです。

学生生活も忙しいとのことですが、 「月一回でも伺いたい」と仰ってくださり、とてもうれしい私なのでした♪


追記
まだ、小学校一年生くらいの事でしたでしょうか。

お弾き初めの日に、丁度終了して外にでると雪が降ってきて、コートや手のひらに降る雪を受けて「ゆき！ ゆき！ 」とはしゃいでいる、Aちゃんたちのビデオを頂いておりました。

箏をする事が、演奏ばかりではなく、その方々の人生に色々なかたちで豊かに携わっていってほしいて願っております。



生田流箏曲 新箏会 主宰 新谷幸子

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